人は何となく毎日を惰性で生きています。そんな生活の中でいざ「資格をとるのに勉強を始めよう」「筋トレをやってみよう」と思い立ちやってみるのはいいのですが、これがなかなか続けられないものです。
昔から「継続は力なり」という言葉は知られていますが、それが難しいことであるのも知られています。私たちは継続することで力を得ることを知っています。
「自分はこれをやりたい!そのためにはこれをやらなければならない、そのためにはこれを続けなければならない、どうすれば続けられるの?」と悩みますよね。
その時のおすすめの解決方法は、続けたいと思うことを習慣化させることです。
では習慣化させるためにどうすればいいのかとここで紹介となるのですが…
習慣化させるために知っておきたいこと
今まで継続できなかったことは、あなたのやる気が足りなかったのではない!
オーストラリアにあるマッコリー大学のアンク・スノークがアルコール依存症と麻薬依存症の人たちに行った実験で、継続できなかったことに意志力は関係ないという結果が報告されています。
では、なぜ続けられなかったのか?それは目標に対してどうしたらいいのかわからない、つまり具体的な方法を知らなかっただけなのだということです。
今まで「私は意志が弱いから物事を続けられなかった」と思ってきた方!そんなことはないんです、具体的な方法を知れば誰だって続けることはできるんです!
ここから具体的ないくつかの方法を紹介しましょう!
習慣化させる方法
大きなイベントを利用する
- 引っ越しをする
- 転職をする
習慣づけるために、いきなり試すにはなかなか高いハードルだと思います。
軽い習慣づけの方にはおすすめはしませんが、たまたま起きた大きなイベントを利用するのはおすすめです!!
今の生活に大きな変化を願いつつも、現状を変えられない人が、大きなイベントを機に、新しい習慣を一日の予定の中に取り入れることは簡単なことです。
新しい習慣を続けることによって、あなたの生活に大きな変化を感じられることでしょう。
新しい習慣は午前中にする
習慣を身につけるには、コルチゾールというホルモンが関係しており、このホルモンは午前中にたくさん分泌されています。
そのため、新しい習慣を身につけたいなら、午前中にたくさん行うことがおすすめです。
新しい習慣のネガティブな面も考える
目標をたてて行うとき、ネガティブなことも当然おこりえます。
その時、まえもって新しい習慣のネガティブなことも考えて、その対処もあわせて考えておきましょう。
ネガティブなことが起きた時に、その対処などを考えておけば、新しい習慣を身につけるのにつまずくことがなくなります。
(例)毎日ジョギングをするのが目標だが、雨が降った時。
↓
その日は走らないが、次の日にすこし長めの距離をはしる。
自分にごほうびを与える
新しい習慣を身につけるために何らかの努力をするたび、自分にごほうびを与えるようにしましょう。
そのごほうびは、人によって様々ですが、ロンドン大学キングス・カレッジのエレーニ・マンツァーリが、新しい習慣を身につける時に「金銭インセンティブ(金銭報酬)」を用いて行っている実験を34個あつめて総合的に分析してみたところ、かなり効果があるという結果がでました。
そのことから「金銭インセンティブ」つまりお金をごほうびとして自分に与えてみましょう。
またこの新しい習慣を身につけた効果は、「金銭インセンティブ」を取り除いたとしても、3ヶ月から1年半は新しい習慣がキープされたままだったという事なので、試す価値は大いにありそうです。
笑いながらやる(^-^)
人間は楽しいことは習慣として身につきやすいため習慣化したいことを笑顔でとり組んでみてはいかがでしょうか。
笑顔でやると気分もあがってきますし、幸福感も高まる効果があります。
To Do リストを作る
自分が実行すべきことをリストに書くことで、自分の行動に意識をむけることができ、集中しやすくなるため仕事の質があがり、余計なことに時間をとられず、やりたいことに力をそそぐことができます。
人からほめてもらう
周囲の人、家族や友達などに習慣を身につける努力をするたび、ほめてもらうようにお願いしてみましょう。
ほめてもらうことは、人にとって嬉しいことでありモチベーションにもなります。周囲に頼めるひとがいない場合はSNSなど活用するのもおすすめです。
目標は1つだけ
あれもこれも身につけたいと思うのは自由です。しかし同時に複数の習慣をはじめて、すべてが中途半端なまま、1つも身につけられないという最悪なケースに至ることはよくあることです。
必ず成しとげたい目標を1つにして、まず1つの習慣から身につけていきましょう。
ほかの方法を探してみる
自分にあった方法がここにあるすべてとは限りません。SNSなどを利用してほかの方法を探してみましょう。
偶然に見つけた方法が自分にあったもので、続けやすい方法があるかもしれません。
「継続は力なり」を信じる
少しずつでも継続しつづけていれば必ずうまくできるようになります。
気分がのらないときでも毎日やる事を意識し、作業量にこだわらず、まずは続けてみることを目標にして取りくんでみましょう。
習慣が身についてもやめない
せっかく身についた習慣を目標が達成したから終わりにするのはもったいないことです。
身につけたことはやめてしまうとどんどん忘れていき、はじめに戻ってしまいます。
習慣が身についても、しばらくはその習慣を継続してみましょう。
自分の習慣記録をとる
自分の習慣を身につける努力の記録をとってみましょう。特にその記録に対して累積グラフをつけることは特におすすめです。
なぜなら自分の頑張っている姿を視覚的にとらえることができるからです。
自分の日々の頑張りがわかることで、モチベーションややる気もあがり、習慣が身につきやすくなります。
習慣づけたい行動に関して自分にいろいろと質問してみる
習慣づけたい行動に関して自分自身にたくさんの質問をしてみましょう。
すると比較的かんたんにその習慣を身につけやすくなります。
ドイツのコンスタンツ大学のアーニャ・アクトツィガーの研究で、質問することによって「実行意図(その行動を実行したいと思う気持ち)」が自然に高まるという効果が確認されています。
そのことから、習慣づけたい行動にかんしての質問をぶつけることは有益なことであるといえます。
ですから習慣づけたいことに関しては、自分自身にどんどん質問してみて下さい!!
新しい習慣をはじめるには「春」がいい
カナダにあるヨーク大学のキャロリン・デイビスによると、多くの人は春や夏には気分が盛り上がり、秋や冬には抑うつなどを感じやすくなると述べています。
そのため新しい習慣を身につけるには「春」がおすすめです。
秋や冬は気分が暗くふさがりがちになるので新しいことをはじめるには適していません。
夏は新しい習慣の内容によっては、はじめるのに悪くない季節かもしれません。
はじめのうちは毎日やるようにする
週に1回か2回しかやらないと日数ばかりかかり、なかなか習慣化されません。
とにかく毎日やることを目標にしましょう。
ここでのコツは毎日行うために習慣づけることのハードルを低くすることです。
最初は非常に軽いところからスタートしてみましょう。
まとめ
目標を達成するため習慣づけるコツをいくつか紹介させて頂きました。比較的簡単にお試しできると思います。
習慣づけするにはいくつかの方法があるため、一つずつ試してみながら自分に合った方法を見つけ、やり続けていけば自分のゴールが見えてくるのではないでしょうか。
毎日の生活に変化を与えることはなかなかたやすいことではありません。
しかし、続けていくことで確実に上手くなることも事実です。
今まで自分の意志力が弱いから続けられなかったと思っている方は特に、あなたの意志が弱いわけではないんです!!
問題は習慣づけるやり方、重要なのは自分にあったやり方です。
それを見つけ、毎日続けて行う、そうすればあなたの中に変化が起きるはずです。
まずは自分の目標を明確化し、自分にあった習慣づけの方法をさがしてみましょう。
この記事を書くために参考にした本です。
科学的に「続ける」方法 「習慣化」できる人だけがうまくいく。
この記事の詳細や、習慣づけるための他のコツも紹介されていますのでご興味あるかたはぜひどうぞ!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
このみち