この本を知ったきっかけ
テレビでこの漫画がすごい!2021年オンナ編ランキングをやっていて1位をとったのが、和山やまさんの「女の園の星」というマンガでした。
その紹介から和山やまさんの作品に興味を持ち、見つけたのが「夢中さ、きみに。」でした。早速購入し読んでみると、期待を裏切らない、一巻完結さくっと読める大満足の本でした。
そんな本を今回紹介させていただきたいと思います! 原作の紹介 このマンガは第5話からなる作品です。さっそく全第5話を見てみましょう!
第一話 かわいい人
登場キャラクター
江間 譲二 高校2年生
林 美良 高校2年生
あらすじ
体育祭の借り物競争「かわいい人」というお題で借りたことから顔みしりになる。林の変っているところと、江間とのやり取りは見どころです。
この話でグッとくる言葉
林「無駄なことができるほど自由な時間があるっていうのがなんか…心地いいんだよ
心に余裕があるうちは意味のないことをしていたいんだ きっと今しかできないじゃない」
和山やま「夢中さ、きみに。」
無駄なことができるのはホントに贅沢な話です。心地がいいっていうのは気分がよく、自分時間を楽しめている人が言える言葉でもあります。
無駄なことに時間を割きたくないと思う人も多いですが、無駄だと思いつつもやりたい事は、無駄ではないと このみちは思います。
なぜなら、無駄なことをやることで違う角度から物事をみる、新しい発見に出会えるチャンスかもしれないからです。
日常でやらなくちゃいけないこと以外の無駄だと思えることを試しに数分でもやってみることをおすすめします。新しい世界に出会えるかもしれません。
第2話 友達になってくれませんか
登場キャラクター
松屋 めぐみ SNSハンドルネーム
おいも3兄弟、お嬢様高校女子
林 美良 SNSハンドルネーム 仮釈放、
高校生男子
あらすじ
松屋めぐみは読書好きの女子、ある夜、本を読んでSNSに写真と感想を投稿。その投稿にめずらしく返信がきた、ハンドルネーム「仮釈放」。
プロフを見ると街中の看板の文字を使ってしりとりしている人物であった。また投稿からその人物は自分と近い場所に住んでいると知る。
そしてある時、偶然に看板を撮っている林と出会う松屋。そこから二人が少しずつ親しくなっていくのだが…
この話でグッとくる言葉
「私と友達になってくれませんか?
「それは承諾しかねます。」
「じゃあ……また会いにきてもいいですか?」
「喜んで。」
和山やま「夢中さ、きみに。」
この話にでてくる小説「鉄と鉄」からの引用文章になぞられて進む話の2人のやり取りは特におすすめです。
話を読んだあとこの引用文章とともに話のくだりは読み返したくなります。
第3話 描く派
登場キャラクター
小松 豊 中等部3年4組・美術部所属
林 美良 高等部2年生
あらすじ
小松は美術部男子で絵のモデルを探していた。ある日林が勝手に小松のキャンバスを使って、干し芋をしているのを発見、それをネタにゆすってモデルを頼み了解してもらう。
絵を描くことからはじまる、2人の先輩後輩のほんわかする話。
この話でグッとくる言葉
林「絵の価値は描いた人が自分で決めるべきだ」
和山やま「夢中さ、きみに。」
この言葉で小松は人の評価を気にせず、自分の絵にさらなる自信をつけます。
読んでる私たちも絵に限ったことではなく、人の評価だけに振り回されず、自分の気持ちを大切にしたいい言葉だと思います。
第4話 走れ山田!
登場キャラクター
山田 章太郎 ぱしりにされる人、高校1年生
妹尾 正広 ぱしりにする人、高校2年生
林 美良 ぱしりの人たちをただ見るだけ の人、高校2年生
あらすじ
高校1年の山田は2年の妹尾のぱしりです。妹尾のランチ代も山田の自腹なうえ、ランチの注文をきちんと聞かないと暴力をふられるという日々。うんざりする毎日にある変化がおとずれるのですが…。
この話でグッとくる言葉
山田の心の声「いいことなんて ただ待ってるだけじゃダメだよな……」
和山やま「夢中さ、きみに。」
自分の気持ちにやっと向き合い妹尾に向かっていく山田。この後どうやって山田が妹尾に立ち向かっていくのか必見です。
第5話 うしろの二階堂
登場キャラクター
二階堂 明 学年でも陰気で有名な都市伝説化 した人
目高 優一 誰とでもうちとけられるフレンドリーな人
佐藤 みのる 小学校の頃の同級生女子
あらすじ
2学年の学校生活がはじまるワクワクする雰囲気のなか、目高の気持ちはハッピーではない。なぜなら学年でも陰気で有名な都市伝説化した人物の席の前になったからである。
そのうえ掃除の担当まで一緒になる始末。打ち解けようにもそっけない態度をとられる。ある日小学校の頃の同級生の女子に二階堂の驚く話をきかされ、以前の二階堂の写真を見せられたことから、二階堂に興味を持つ目高。そこから始まる温かくも面白い話。
この話でグッとくる言葉
特にないですかね?くすっと笑わせるツボ目白押しです。
まとめ
全編通して、和山やまさんらしいくすっという笑い多めの話です。ここ面白い見てほしいっ!!と思うところはこのみちの文章じゃ説明しきれないので、ぜひとも見て頂きたいの一言です。
それぞれの登場人物の会話などくすっという笑いでけっして大きな笑いではありませんが、読み終えたあと自然とよみかえしたくなる不思議と癖になる作品です。
まだ一度も読んだことがないという方は
ぜひぜひッ!!よんでみてください。