最近やたら忙しく、気候の変化で更年期手前もしくは入っているこのみちにとっては、なかなかブログを書けない日が続いてしまった。(やらかした)
ブログを書き始めて8ヵ月と少し、そろそろ自分の成長が見たいものです(神頼み)。
ブログのネタ探しに行き詰った時にはよく本屋さんに行くのだが、そこで見つけた今年一押しの本を各章ごとに2回にわけて紹介します。
「あやうく一生懸命生きるところだった」ってどんな本?
<著者> ハ・ワンさん
<職業> イラストレーター・作家
<どんな人物?>
韓国の男性。
会社勤めとイラストレータのダブルワークを頑張っていたが、ある日その状態に耐えきれなくなり、40歳手前にして会社をやめる。
フリーのイラストレーターになったが仕事はなく、そんな毎日の中で「絵を描く」こと自体あまり好きではないことに気づく。
それ以来ゴロゴロしてはビールを飲む毎日。
<特技>何かと言い訳をつけて仕事を断ること、貯金の食いつぶし、昼ビール堪能。
要約すれば、この本の著者はいわゆる「ダメ人間」です。
お昼からビールを堪能しているだけの人に何か学ぶことなんてあるのかと言われれば、これがあるのですっ!!
またこの著者の書いた本は、エッセーなのですが、その本は韓国で25万部超えをする売れ行きで、有名な韓国男性ボーカルユニット「東方神起」のユンホさんが読んだ本なのです。
この本の何が人をひきつけるかというと、読みやすさ、表紙もさることながら本中のイラストのポップな感じが魅力です。
昨今文字を読まなくなった日本人が増えていると話題になっていますが、この本はそういう人におすすめできる本です。
なぜなら、この本はポップなイラストが文章間に入り、ちょうどいい小休憩を与えてくれます。その間がまた絶妙です。
読書初心者や、本をあまり読んでこなかった方にぜひとも読んでほしい一冊です。
はじめはイラストを眺めるだけでもありですよ。
↓描いている題材はひげがあるオジサンでかわいくないですが(笑)見続けるうちにかわいく思ってしまう不思議な絵です
第一章 「こうなりたくて、頑張ってきたわけじゃない」を読んでみて・・・
まず筆者は「努力はかならず報われるものではない」ということをこの章では伝えています。
私たちの周囲を見渡すと、それぞれの人生に対して頑張っておられる方は多いなぁと感じます。
「いや自分はがんばっていないよ」という方も、もしかしたら一定数いるかもしれませんが、変化の多いこの世の中に合わせ、現在生きている「生存している」というだけでも頑張っていることに値しているのではないかと個人的に強く思います。
この本の第1章では、普段意識せず、わかっているようでわかっていない重要なことが書かれています。その中でも私の心に物凄くひっかかったことは「努力は必ず報われるものではない」ということ。
でも、自分がワンチャン頑張ってみたら上手くいくかもという、ささやかな期待またそれ以上をもって事にあたる人はまだまだ多いのではないでしょうか?
この本の筆者は「努力は必ず報われるものではない」を経験から学んだ人です。
あらためてここで自分の人生を振り返ってみて下さい。
そのようなことは多くはなかったですか?どうでしょう?
この言葉に対して同じように感じた人は、これをしっかり自分のマインドに刻みつけておきましょう。
これをあなたのマインドにいれておくだけで、これからの人生そんなに無理することもなくなるし、この先、頑張って上手くいかなかったことがあったとしても自分を必要以上に責めることもなく、人生もっと気楽に生きられるからです。
そんな肩の力をいい感じで抜いてくれる第一章おすすめです。
第二章 「一度くらいは思いのままに」を読んでみて・・・
はじまりは「アリとキリギリス」という有名なお話から始まります。この話は要約すると遊んでいるだけのキリギリスになると不幸になるから、アリのようにコツコツ真面目に生きたほうがいいよねというのを教えた話です。
私自身キリギリスのように今を遊び、あとあと困る生活をするのは御免だなと思うひとりでしたが、この章を読み、この年で気持ちが少し変わりました。
この章にも書いてある「大人はもう少し欲望に正直になる必要がある」ということに読後、妙に納得させられたからです。
若い時に「今はできないけど、いつかこれをやろう」と思っていることがあるとします、時が過ぎ自分が年をとった時、お金と時間がいざ揃いましたとなっても、それをやることは可能なのでしょうか?
将来的にやろうと思っていたことの内容によると思いますが、内容によっては若いからできることもありますし、それに対してのモチベーションなど保ちつづけていられるのでしょうか?
また普段の生活で意識しませんが、生きているもの皆すべていつかは死ぬのです。
それを考えるとなるべく「やりたい!」と思ったときに実行するのは、とても大切なことのように思えるのです。
どんな小さなことでも自分のやりたいことをおざなりにしていると、自分自身これから何をやりたいのか、何を食べたいのか、何がほしいのか全くわからない人間になってしまいます。
ですから普段から小さなことなんでもいいので、自分のやりたいこと興味をもったことを実行して自分を満足させてあげてください。
自分自身を大切にできる人は幸せになれます。(自分さえよければいいという考えとは違いますよ)
もし人生に迷いなどがあるならこの本を、ぜひ手にとってみてください。
自分の人生の目的や今の人生をもっと豊かにするヒントを与えてくれるかもしれませんよ。
この本はゆる~く時に深いことを、押しつけがましくなく、自分の本当の気持ちに気づかせてくれるいい距離感の友達のような一冊ですよ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は第三章・第四章を紹介させていただきますね。
よければ次回もどうぞ、お見逃しなく。
このみち