人は今自分がどの位置にいるのか知りたがる生き物です。そのときに重要になるのが他人の位置です。
人は自分一人ではなかなか自分の位置を把握できません。そのため他人の位置を知って自分と比較するという行為が生まれます。
「人と比較する」こと自体は悪いことではありません。人と比較することで自分のモチベーションが上がったり自分の励みになったりすることもあるからです。
しかし「人と比較する」ことはいい面だけではありません、デメリットもあります。
現代人の多くはそのデメリットに悩んでいます。「人と比較する」ことを掘り下げてみましょう。
人と比較するデメリット
- 自尊心が低くなる(自分を卑下しやすくなる)
- やる気をなくす
- 生活の充実感がなくなる
とにかくメンタルが削れるというのが大まかなデメリットですね。何を始めるのも続けるのも気持ちが大事です!その気持ちが下がったり、最悪なくなったりすることは大きな損失です。
人と比較するのをやめる方法
感謝する習慣をもつ
普段から人や物など何でもいいので感謝する習慣をもってみましょう。
毎日5つだけ感謝することをノートに書き留め、見返してみましょう。
「感謝すること」は幸福度を高め、ストレス解消になります。
達成感を高める
小さなことでもいいので、今日一日やったこと(達成したこと)をノートでもスマホでもいいので、メモしましょう。
続けてメモすることによって、自己肯定感もあがり、継続することのモチベーションにも繋がります。
感謝しながら散歩する
1日15~20分間1人散歩をしてみる。散歩中感謝したいことを考えながら、時には感謝したいことを声にだして歩いてみましょう。
これをやるのに気を付けてほしいことは、やっているフリをせず、じっくり感謝したいことを思い出し、心から感謝をすることで効果があります。
比較するなら「過去の自分」と比べる
もとより他人と比べることは、持って生まれたもの・環境など様々なものが違っているため、本来は不可能なことなのです。
そもそも他人は比較対象になりえないのです。
もし比較しようという気持ちがわいたなら、「過去の自分」と比べましょう。
「過去の自分」ならスペックは同じであるし、「過去の自分」が輝いていたとしても努力で超えることは可能だからです。(アンチエイジングなどは別)
自己対話をする
無意識に他人と比較してしまって、落ち込んだ時に自分に優しく話しかけて下さい。
「そんな落ち込むことないよ」、「そんな他人と差がないよ」などその場で人がいる時は心の中で、自分のケアをしてあげてください。
一人のときは声に出して自分に向かって優しく語りかけてみてください。
それを習慣化することで、他人と比較することがあっても、気分の落ち込みがあまり起きなくなり、比較することも少なくなるかもしれません。
承認欲求が強いことを自覚し、その原因を探る
承認欲求が強い人は、そもそも他人と比較しやすい傾向があります。
なぜそんなに自分が他者から認められたいのか、一度ノートなどに書いてみて自己分析してみるといいかもしれません。
承認欲求が強い人の多くは、幼少期の親との関係性に原因がある可能性があるので、そこから探ってみるのも近道かもしれません。
まとめ
他人と比較をやめる方法をご紹介しました。
いかがでしたか?参考になるところはあったでしょうか?
多くの人は他人と比較することをなかなかやめられません。他人との比較が自分を苦しめる習慣であるなら今すぐやめてしまいましょう。
今歩んでいる人生はかげかえのないあなたのものです。
他人のために人生を歩いてはいけません。そうでなければ、一生あなたは自分の人生に満足することはないからです。
結局のところ「他人と比較をやめる」には、自分を大切にすることです。
自分が何をしたいか、どんなことに興味があるか、自分はどんな時に幸せを感じるか、どんな音楽が好きかなど自分にもっと興味をもつことが大切です。
そうすることで、他人と比較し苦しむことが少なくなり、幸せを見いだすことできるようになれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
このみち
参考サイト:trello「今の自分の仕事に感謝の気持ちを持つ方法」2021.12.20
smartlog Haruka「他人と比べてしまう“3つの理由”|比較癖を完全になくす改善方法とは?」2022.6.10