「若いやつは何もわかってないなぁ」とか、「あの会社応募したところで絶対採用されないよ」といったことを言ったりすることはありませんか?
それ過度の一般化というものです。
1,過度の一般化とは
わずかな結果を根拠にして、あらゆる物事が同じような結果だと判断することを一般化するといいます。
わかりやすくいうと、1度失敗することでこれからもずっと失敗すると思い、逆に1度成功すると、これからずっと成功すると思うことも、結果は違えどこれも同じように一般化しているといいます。
ここにいくつかの例をあげてみましょう。
<例1>
- 好きな人にフラれた
- 仕事で採用されなかった
- 新しい副業は全然稼げない
→【過度の一般化】これからずっとうまくいかないんだ
【事実】うまくいかないのは、ずっとではないかもしれない、その時たまたまかもしれない。
<例2>
・学校の先生や警察官でもあんな犯罪するんだ
→【過度の一般化】先生や警察官は絶対悪いことをしない
【事実】すべての方が道徳観・倫理観をもっていません。その証拠に先生、警察官という職業でも犯罪をした人のニュースを目にします。
2,適度な一般化⇔過度の一般化
適度な一般化はすぐに物事を判断するのに役立つため、私たちの生活には欠かせないことです。
しかし、過度の一般化は私たちの生活のクオリティーを下げ、更にゆきすぎると生活を困難にさせます。(うつ病、不安障害、不登校など)
3,なぜ過度の一般化が起きるのか?
外から情報が入ってきたとき、私たちはそれを瞬時に判断します。
脳に入ってきた情報を一般化するほうが、少しの力ですぐに物事を片づけられるので、人は物事を一般化させるのです。
また一般化は無意識下で行われるため疲れている時、ストレスを感じている時に自動的に過度の一般化に走る傾向があります。
※一般化とは・・・様々な事柄に共通性をみつけ、1つの概念にまとめること
4,過度の一般化に(思い込み・固定観念)とらわれない方法
過度の一般化にとらわれない方法は、客観的に「事実だけを受け取る」ことです。
その時におすすめな方法が
マインドフルネス瞑想です。
ここに簡単なマインドフルネス瞑想の方法をご紹介します。
基本の呼吸瞑想
1.基本姿勢をとる
イスに浅く腰をかけるか、座布団の上に胡坐で座ります。
酸素がたくさん入るよう、お腹はゆったりさせておきましょう。
両手は膝の上。イスに座っている場合、脚は組まず、足の裏をしっかりと床に付けましょう。
目を軽く閉じ、あごを緩めましょう。
2.体の感覚に意識を向ける
膝に乗せている手の重み、体の重みを支えるおしり、床に触れている足の裏。
体の細かい感覚を味わいます。3.呼吸に意識を向ける
鼻から吸って鼻から吐く呼吸を繰り返しながら、お腹が膨らんだりへこんだりする様子を追いかけます。
呼吸をコントロールしないように、自然と繰り返しましょう。4.雑念が浮かんだら
あなたは必ずよそ事を考えます。
雑念が浮かんだことに気がつき、また呼吸に注意を向けましょう。
雑念が浮かぶ自分を責めないでください。
善悪の判断なく、ただ呼吸に集中しましょう。5分から10分行います。
始めは1分間瞑想からスタートしても良いでしょう。
少しずつ時間を延ばしていって大丈夫ですよ。
引用:media.relook.jp 武アスカ「瞑想とマインドフルネスのちがいとは?瞑想専門家がやり方と効果を解説」/20023.2.20
<効用>
通りすぎる思考や感情を事実だと思いこんだりせず、はなれて物事をみることができるようになります。
偏った思考に関して、自分自身や他者に対して思考は一時的なもので、あらためて考える余地があるという考えを受け入れ、自分の行動や考え方を振り返り見直しやすくなります。
まとめ
このみち自身、時々固定観念にとらわれ辛くなる時があります。そういう考えは親の影響、環境がひとえに大きいと思います。
自分がもともと思わない事も周囲(マスメディアなど)によって植えつけられていることも大きいです。
そこから知らず知らずのうちに身につけた過度の一般化は、自分を苦しめその周囲の人たちまでも不幸にすることがあります。
今人生に生きづらさを感じている人はあらためて自分の「固定観念・思い込み」を見直してみてはいかがでしょうか。すると沢山の「固定観念・思い込み」に気づくはずです。
今までにとらわれていた固定観念・思い込みといったものに気づくことから、精神的な自由を手に入れ、もっと自分らしく生きましょう(^.^)/~~~
ここまで読んで頂きありがとうございました。
このみち